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1 授業概要
公立小学校では、理科が苦手で担当できない教員が増えています。本講義では、学習指導要領の内容をもとに、小学校の理科を担当できるために必要な科学的リテラ
シーを養います。
(1) 小学校理科の背景にある基礎知識を観察・実験などを取り
入れながらやさしく学習します。
(2) 科学的リテラシーについて具体例をもとに学習します。
(3) 原子力発電、原子爆弾、放射能の性質について理解し、核に依存する現代を問い直します。
2 授業内容
1~5回 観察・実験をもとにエネルギーの基礎概念を学びます。
教科書1~4章。
6~9回 身近な事象を実例に熱と電気、発電について学びます。
教科書2~4章。
10~13回 原子力発電とその社会的背景、放射能の環境影響・人体影響を
学びます。教科書5章。
14回 太陽光・風力など自然エネルギーについて学びます。
教科書序章、5章。
15回 最終試験 全て持ち込み。
3 教科書
桐山信一著 理科概論-エネルギー科学基礎-(精興社、1000円)
誤植がありました。正誤表を示します。
4 担当者からのメッセージ
担当者は奈良県橿原市生まれ、平和のシンボル広島大学理学部「赤レンガ学舎」出
身。
原子力や核兵器の学習は学校理科でも人権教育でもほとんど行われていません。私は理科で原子力の問
題を本気で取り上げています。教科書はそれらしく書いていますので、内容は
難しく感じます。DVDも難しかったかもしれません。しかし、講義は誠意を持ってやさしく行います(DVD
の一部は再視聴もします)。写真は2016年度桐山ゼミ卒業生と一緒に八王子駅前で撮影。
共に学びましょう!! 平和を願う市民として。