構文論、統辞論などとも訳される。実現された語(文法的語)同士の関係を扱う文法論の領域。語の配列規則や語どうしの文法関係を研究する。品詞論において、「主語になれる」とか、「主に体言を修飾する」などが分類基準となるのは、統語論的観点からである。訳語として「統語論」や「構文論」などの言い方が並立しているのは、文法の捉え方として、「語」を中心とするか、「文」を中心とするかという立場の相違があるためである。