音素 phoneme


言語を構成する最小単位としての言語音。さまざまな音声 的変異のある言語音は、日本語なら日本語の内部では、定まった数の枠組みの中で理解されている。そうした枠組みを構成する音の一つひとつを「音素」と呼んでいる。現代日本語の音素をもっとも少なく見積もると、
 母音=a i u e o
 半母音=y w
 子音=k g s z t d n h b p m r
 その他=N(撥音) Q(促音) R(長音)
の22個になる([ɕ][ŋ]などの扱いによって増える)。音声と区別するために、/a/、/ン/など/ /で囲んで表記する。