芥川賞作家 村田喜代子氏が講演
5月7日(木)、作家村田喜代子氏が来学し、文学部の必修科目である「人間学」において講演を行った(村田喜代子氏は、芥川賞をはじめと
する数々の文学賞を受けた作家、大学でも小説作法を講じており文学教育の分野でもさまざまな業績がある)。タイトルは「『学は光』です」。本学創立者とモ スクワ大学総長サドーヴニチ氏の対談集『学は光』を紐解き、言葉を学びつつコミュニケーション能力を培うことの意義を強調された。さらに、18歳で夭逝し た天才詩人大関松三郎の詩集『山芋』から詩を引用し、そのひとつひとつに注釈を加えながら、文学作品から「感性」を磨いていくことの重要性に論及された。
聴講した学生とも活発な質疑応答が繰り広げられ、言葉を学ぶことの価値の重さに気づかされた忘れえぬひとときとなった。