アグネス・チャンさんが講演
6月18日、文学部人間学科1年次授業科目「人間学」において、歌手であり、平和活動家、また教育学博士であるアグネス・チャンさんによる特別講演会が行
われた。アグネスさんは「みんな地球に生きるひと~日本の国際化と子供の未来~」と題し、ご自身の経験を通しながら、約60分間にわたって講演を。
これまで、長年にわたって、芸能活動のみならず、日本ユニセフ協会大使として世界各地を駆け回ってきたアグネスさん。
アジア・アフリカの貧困地域で直接目にしてきた、飢餓に苦しむ子供、貧しい農村、戦禍に残る人々との様々な出会いや感想を率直に語り、世界の現実に目を向けることの大切さを強調。未来を担う若者へのメッセージを真剣な表情で、時に歌とユーモアを交えながら熱く語った。
世界を舞台に幅広く活躍するアグネスさんの実体験は、真の国際人を目指す創大生にとって、平和や福祉、子どもの人権、生命の尊さ等、広範なテーマについて啓発を受けるよき機会となった。
講演後の質疑応答でも、学生から多くの手が挙がり、活発な対話が行われた。最後に、創立者の詩にアグネスさんが作曲し、2007年に発表された「ピースフ ル ワールド」の歌唱を披露。会場一体を平和への思いで包んだ歌は、創大生への温かな励ましとなった。感動の中、創大生の代表からアグネスさんに花束を贈呈。
大拍手に包まれて特別講演会は終了した。
講演会終了後、アグネスさんは創大本部棟にて田代理事長と会見・懇談を行い、未来の子どもたちのための教育について語り合った。