滝山寮卒寮生の皆さん、卒寮誠におめでとうございます。
開学40周年を迎えようとする創価大学のキャンパスでは、この1年間の間にも総合体育館、創大門、創大シルクロード、大教室棟、タゴール広場と新たな施設が次々と誕生しました。その一方で開学以来、創大の歴史を見つめてきた中央体育館の解体工事など、創大新時代への転換を実感する光景にも、私たちは今、接しています。
その中にあって、その伝統精神とともに開学以来のたたずまいを厳然と残しているのが、わが滝山寮であります。そして、この青春城から未来を担う人材が陸続と育ちゆくことを誰よりも熱い心で見守り、祈ってくださっているのは、まぎれもなく創立者・池田先生です。その意味において滝山寮は、創立者の生命空間そのものであると実感しております。
39期生が入寮する直前の昨年3月18日に、先生はお車で滝山寮に帰寮してくださいました。新・総合体育館を視察された直後のことでした。滝山寮の方に行こうとお車を進めてくださった先生のお心は、39期新入寮生を迎えることへのお喜び、ご期待、ご慈愛に満ちていたことでありましょう。それを思うだけで胸が熱くなります。
そして事実、先生は、皆さんが入寮して以来、卒寮の日に至るまで、お弁当、パン、牛乳、お菓子、お団子等、さまざまな激励の品、また数々の心温まるご伝言を寄せてくださいました。SUNスポでも青春城総会でも、先生からの賞品や激励の品々を頂きました。まさに文字通り先生は、滝山寮生の健康と成長をいつもいつもそばで見守り、祈っていてくださったのです。
創立者は世界平和のために献身的に行動してこられた現代の偉人であり、同時に比類のない教育者でいらっしゃいます。そのもとで学んだ皆さんは卒寮してからも、さらに社会に出てからも、生涯変わることなく、後継の使命深き滝山寮生であると確信致します。
そして、同じ師匠のもとで、先輩や仲間と培った友情も、皆さんにとって掛け替えのない生涯の財産です。滝山寮卒寮生として、今後も切磋琢磨しながら、更なる学業の前進、進路獲得を勝ち取って行ってください。卒寮生の皆さんのご健康とご活躍、そして勝利を、心からお祈りしています。
2010.2.5