研究分野
1 明治時代語
- 幕末から現代の言語において、特に明治時代という近代語の確立期を中心に、日本語の変貌する姿を見ています。ヨーロッパ語を中心とした資料を「標準日本語 standard japanese」という観点から分析しています。
【論文】
- 2005.3 ドーデモ英和字彙の表記と語彙(創価大学『日本語日本文学』第15集、左pp.1-8)
- 2004.9 明治語の文法(『日本語学』9月臨時増刊号 Vol.23-12「近代日本語研究」pp.39-46)
- 2004.3 デアリマス体(飛田良文編『国語論究 第11集 言文一致運動』明治書院 pp.108-128)
- 2000 幕末・明治期洋学資料の例文の文体―人称代名詞の使用率と直訳度―(遠藤好英編『語から文章へ』、「語から文章へ」編集委員会、左pp.1-12)
- 2000 ウィリアムズのローマ字表記(創価大学『日本語日本文学』第10号、左pp.59-69)
- 1999 リギンズ日本語会話書の標準日本語(佐藤武義編『語彙・語法の新研究』明治書院、左pp.159-169)
- 1999 リギンズのローマ字転写法と三つ仮名表記(創価大学『日本語日本文学』第9号、左pp.1-13)
- 1998 電子テキスト化した資料を通してみた幕末・明治初期の「標準日本語」(『創価大学日本語日本文学』第8号、左pp.49-60)
- 1997 『沖縄対話』の明治東京語(加藤正信編『日本語の歴史地理構造』明治書院、左pp.167-179)
- 1997 『夢酔独言』から『海舟座談』へ(創価大学『日本語日本文学』第7号、左53-65)
- 1995 議事速記録を通して見たある個人の言葉(創価大学『創立25周年記念論文集』pp.483-491
- 1994 明治期日本語文典例文の日本語(東北大学『国語学研究』33、左1-10)
- 1994 日本文典に見られる音訛(創価大学『日本語日本文学』第4号、左pp.1-12)
- 1993 日本文典の例文の一性格―アストン『日本口語文典』と会話書の比較―(『創価大学日本語日本文学』第3号、左pp.24-37)
2 日本語研究史
- 西洋人が日本語を研究してきた道のりを調べています。特に、チェンバレンの業績とそれ以後の研究者の業績について、総合的に調べているところです。
【論文】
- 2008 ライデン大学蔵のホフマン蔵書について(創価大学『日本語日本文学』第18号、左pp.1-8)
- 2002 外国人の日本語文法研究史(飛田良文・佐藤武義編『現代日本語講座 第5巻 文法』明治書院、pp.197-217)
- 1997 近代初期における一般の日本語研究者の文法研究(『第三回 マカオ大学日本語研究シンポジウム』論文集)pp.115-127
- 1995 西欧人の日本語研究書における動詞活用型の分類(近代語研究会編,『日本近代語研究 2』ひつじ書房,73-90)
- 1995 西洋人の日本語研究における品詞の整理(創価大学『日本語日本文学』第5号、左pp.15-26)
- 1992 西洋人の日本語動詞活用型の把握(創価大学『日本語日本文学』2号、左pp.28-35)
- 1991 Handbook of colloquial japanese の諸版について(近代語研究会編,『日本近代語研究 1』ひつじ書房)
【教科書】
- 2002.11.15 半沢幹一・安部清哉・小野正弘・金子弘共編『ケーススタディ 日本語
の歴史』(おうふう)
- 1998.4.25 青葉ことばの会編 『日本語研究法【古代語編】』 「『土左日記』の係り結び」、おうふう、pp.13-28
- 1997.7.10 飛田良文編著 『日本語文章表現法』 「第三章 文章作法と推敲」、白帝社、pp.44-60
- 1996.12.12 佐藤武義編著 『展望 現代の日本語』 「第四章 文法」、白帝社、pp.80-106
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