単語を構成構造から研究する観点。語彙的カテゴリーの一つとして取り上げられることが多い。語は、それ以上分けると意味をなさない「単純語」といくつかの語(形態素)が組み合わさってできた「合成語」に分けることができる。「本」や「箱」は単純語だが、「本箱」は合成語である。合成語も語彙論的な語であり、「本箱」も「本」「箱」同じく一つの単位である。合成の過程において、ホンバコのように連濁を起こしたり、アクセントが変化したりする現象がある。また、「小=鳥」「面白=さ」「面白=がる」の「小=、=さ、=がる」のように、それだけでは独立した語とはならない単位(形態素)がある。それを指して、「接辞」と呼ぶ。