創価大学パイオニア吹奏楽団定期演奏会プログラム挨拶文

総顧問 山岡 政紀


43回定期演奏会

 

本日は、創価大学パイオニア吹奏楽団第43回定期演奏会にご来場くださいまして、厚く御礼を申し上げます。

 本年四月、創価大学は47期生を迎えました。この学年が卒業する2021年春に本学は創立50周年を迎えます。創立者池田大作先生のご構想通りの隆々たる発展を見せている本学が、創立者と共に100周年への新しいスタートを切る、その助走が開始したことを肌に感じ、胸のときめきを覚えます。

パイオニア吹奏楽団もまた、草創期に学生が自発的に創設し、歴代の先輩方の汗と涙で築き上げてきた伝統あるクラブの一つでありますが、2000年のコンクール全国大会初出場を機に命名をいただくなど、創立者に手塩にかけて育てていただいたクラブとして、さらにここからどのような新たな伝統を創造していくのか、私は心からの期待と信頼をもって見つめております。

本日の演奏会は、「希望 〜明日を照らす感謝の調べ」をテーマに掲げております。楽団員の学生たちは、いつも支えてくださる皆様、本日ご来場の皆様への心からの感謝を込めて演奏することと思います。彼らの思いが皆様に伝わり、お一人お一人の未来への希望、創価大学の新時代の希望、さらには世界平和の希望へと拡がっていくならば、これほど素晴らしいことはありません。

本日の演奏会が見事にその所期の目的を達成し、ご来場の皆様の心に残る価値あるひとときとなることを心より念願しております。本日は誠にありがとうございました。

 

2017.7.8  オリンパスホール八王子にて


42回定期演奏会

 

本日は、創価大学パイオニア吹奏楽団第42回定期演奏会にご来場くださいまして、厚く御礼を申し上げます。

 創価大学は、スーパーグローバル大学に象徴される堂々たる発展をもって、本年、創立45周年を迎えることができました。この大発展を支えてきたのは学生どうしが対話によって触発しあってきた目的意識の高さと創造性にあると私は見ております。創大のクラブ活動は、そうした意味において単なる趣味・娯楽の次元を超えて、対話の場、人間練磨の場としての役割を発揮して来たと言っても決して過言ではありません。

我がパイオニア吹奏楽団の学生たちもまた、もちろん音楽が好きで集った仲間でありますが、ただ楽しむ以上の音楽の可能性を探求し、豊かな価値の創造を目指して切磋琢磨してきた稀有なクラブでもあります。その意気込みは本日の演奏会のテーマ『幸福の明日へ〜勇気で咲かせる生命(こころ)の華〜』にも十分表現されています。どれだけお客様の心に生命の華を咲かせられるか、学生たちは挑戦の気概をもって本日の舞台に臨むことでしょう。

彼らの思いがご来場の皆様の心に届き、今宵が憩いと喜びの忘れ得ぬひとときとなることを心より願ってやみません。

 

2016.7.2  オリンパスホール八王子にて


41回定期演奏会

 

本日は、創価大学パイオニア吹奏楽団第41回定期演奏会にご来場くださり、誠にありがとうございます。

 創価大学は昨年、スーパーグローバル大学創成支援事業への採択を受け、学生たちは今、創造的世界市民を目指して、平和の創造、文化の創造の気概も高く、生き生きとした学びの日々を送っています。対話を重んじる創大生たちの間では、日頃からこの気高い理想を語り合い、触発し合う学生文化が根付いていますが、クラブ活動はその対話の最も定着した一形態であります。その代表格として文武両道の模範を示しているのが我がパイオニア吹奏楽団です。学生たちは演奏の技術を磨き合いながら、同時に理想を語り合い、励まし合って心を磨いているのです。

本日の演奏を通して彼らの対話の精華がご来場の皆様お一人お一人との対話へと拡がり、ここオリンパスホール一杯に満ちて、本日のテーマに掲げられた「幸福の明日へ」のささやかな一歩となることを心から願ってやみません。初夏の夕べのひととき、最後までどうぞごゆっくりお楽しみください。

 

2015.7.8  オリンパスホール八王子にて


40回定期演奏会

 

本日は、創価大学パイオニア吹奏楽団第40回定期演奏会にご来場くださり、誠にありがとうございます。

創価大学は今春、国際教養学部を開設し、世界に通用するグローバル人材育成の新たなステージに入りました。学生たちもかつてないほど勉学に勤しみ、日々実力を練磨しております。この時にあってクラブ活動の存在意義を示すべく意欲的な挑戦を続けているのがパイオニア吹奏楽団であります。彼らは寸暇を惜しんで磨いた演奏技術を引っ提げて、ある時は大学行事を崇高な気風で荘厳し、ある時は近隣の会館で市民の皆様の集いに華を添え、ある時は野球部等の対外試合で選手の闘志を鼓舞します。それはもはや単なる趣味としての音楽の域を超えて、人と人との触発から価値を創造せんとする創価教育の理念を、音楽を通して実践するものであり、何と尊い人間練磨かと、私は心からの敬意をもって拝しております。本日の定期演奏会のテーマ「幸福の明日へ〜大切な一人の笑顔のために」にもそうしたパイオニアの行動理念が表現されております。その意味で本日の演奏会はパイオニアの年間活動が凝縮して表現されるものと、私自身も大変楽しみにしているところでございます。

本日の演奏を通してご来場の皆様方のお心にも学生たちの思いが届きましたならば望外の歓びでございます。最後までどうぞごゆっくりとお楽しみください。

 

2014.7.5 オリンパスホール八王子にて


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