2014年度　教職課題研究論文発表会

１　目的
・教職課題研究論文を口頭で発表し質疑を受けることで、各人の研究を振り返り、学んだこと、課題等を確認するとともに、今後の各自の教職キャリアに活 かす機会とする。
・各人の教職研究論文に関する口頭発表を学び合うことで、お互いの学びをより深化する機会とするとともに、今後論文を執筆する後輩学生の学びに資す る。

２　概要
・実施日：2015年1月31日（土）
・会　場：創価大学教職大学院棟　V309、V409
・発表者：23名（リーダーコース：7人、プロ2コース：9人、プロ3コース：7人）

タイムテーブル

　東京都教育委員会、本教職大学院修了生（管理職・指導主事）など関係者の代表の方に各教室のコメンテーターをお願いして、最後に15分程度の講評 をいただきました。

テーマ一覧

研究のカテゴリーとしては、
　・教材研究
　・教育研究
　・調査研究
の３つに分けられるようです。

式次第
　9:00　長崎研究科長挨拶　V409
　9:10　移動
　9:15　各教室に分かれて発表（午前の部）
　12:00～12:50　昼食・休憩
　13:00　各教室に分かれて発表（午前の部）
　16:00　までに終了

会場（創価大学V棟）

当日は、冒頭に研究科長から次のようなお話がありました（要約）。
・本年度修了予定の教職大学院生23名は、本年1月23日までに「教職課題研究論文」を既に提出。 本日「教職課題研究論文発表会」を開催するにあ たり、その労苦の賜物を抄録集としてとどめることとなった。
・教職大学院創設当初は、修士論文に相当する研究は課さないということだったが、学びの軌跡を残すべきではないかとの論議のもと、教職課題研 究論 文を作成する流れができた。
・教職大学院は創設7年という短い歴史ではあるがその内実は、たかが7年ではなく、されど7年という実に意義のある7年間であった。
・平成24年度からは、外部に開いた「教職課題研究論文発表会」も開催するようになり、ますます、質量ともに重厚さを増してきいる。

V409会場のコメンテーターの富永先生はリーダーコース５期生で、現在は東京福祉大学の先生をされています。次のようなコメントをいただきまし た（一例）。
・本教職大学院は、一対一の研究指導ではなく（それはそれでよい面もあるが）、多くの先生から学べ る環境であ る。
・文献をたくさん読んで現場にも足を運び、それらをつないでいくのが教職大学院の研究である。
・学生が研究の手法（量的研究、質的研究）を学んでいる、「妥当性」という言葉がよく聞かれた。これは現場にはないので、浸透させていっ てほしい。

V309会場では、都統括指導主事の井上先生から、ご講評のなかで、会場に来た人が初めて聞い ても理解できるような発表にすることが大事だとのお言葉がありました。これは非常に大事なご指摘であり、発表は聞き手に伝 わってこそ意義あるものになるということです。本研究発表会ではないですが、学会発表では、ときおり限られた時間のなかで複雑で大部な資料を 出す”メガトン発表”、おびただしい数のスライドを高速でくり出す”早送り発表”のようなプレゼンがありますから、我々も注意したいもので す。
　なお、コメンテーターの成清先生はリーダーコース２期生、鎌田先生はリーダーコース５期生です（筆者が出なかった会場なのでご指導いただい たコメント内容は控えさせていただきます）。　プロコース３期生の水林さんから次のようなメールをいただきましたのでご紹介します。
「興味深い研究内容や研究手法がたくさんあり、感動しました。私たちの時より研究方法がき ちんと確立して、とてもよい印象を受けました。 大学院の新たな前進だと思いました。」水 林順子（恩方２小）