音声 phone


物理的実在としての言語音の呼び名。言語が「音」から成り立っているのは広く認められる事実であるが、その音とは「音韻的な音」、つまり音素であることが発見された以後、音そのものを示す用語として理解されている。例えば、日本語のハ[ha]の子音[h]とフ[Φu]の子音[Φ]とは、調音点が異なっていて、音そのものとして異質である。また、同じハの音でも、人によって差があるし、一人の人であっても一回ごとに差がある。その音声差を捉えた用語である。音声は空気の振動であり、オシログラフ等によって視覚化できる点で、自然科学の研究対象でもある。音素と区別するために[a]など[ ]で囲んで表記する。
 国際音声協会の国際音声字母(IPA = International Phonetic Alphabet)の表も見てみよう。