日本語教育関係者,現代日本語研究者を志す学生を主たる対象とし,中級日本語教科書づくりの共同作業を通して,日本語のコミュニケーションにおける
表現と機能の関係について探求し、それを言語教育に応用する方法について学ぶ。
機能シラバスに基づく中級日本語教科書の文法項目を整理しながら,発話機能が典型的に表現された用例の作成(作例),実際に文学作品やシナリオ等に
おける用例(実例)の収集を行う。これらを再構築して山岡ゼミ編・中級教科書の作成を目指す。
定員は学科の定めたところによる。希望者が定員を超えた場合は,小論文により,日本語に対する考え方などを見て選抜する。
小論文について:テーマ「日本語と私」または「日本語教育と私」
<なるべく、卒業後の進路の希望、そのためにこれまで具体的に力を入れて取り組んできたことなどにも言及してもらいたい>
字数1200字以上、2000字以内
ワード文書に記入し、氏名・学籍番号を添えて提出のこと
10月
4〜14日の期間内に上記小論文をeメール添付にて送付のこと 送付先:myamaoka@soka.ac.jp
Q「国語教師志望ですが、山岡ゼミで受け入れてもらえますか」
A「大いに歓迎します。これまでのゼミ生でも公立中学校の国語教師として活躍している卒業生が大勢います。ただし、国語教師を目指す人は、語学、文学、教
育と、幅広く学んでいく必要があるので、どのゼミに入っても、その人自身の努力が求められることは確認しておきたいと思います。山岡ゼミでは、一つのこと
を相手に伝えるのに何通りもの表現があって、状況によって使い分けることを学ぶので、表現の豊かさという、国語教育においても重要な要素を学ぶことができ
ると思います」
Q「卒業生の進路を聞かせてください」
A「日本語教師(地域はシンガポール、メキシコ、韓国、台湾、中国、香港、マカオなど。職種は大学講師、青年海外協力隊員、海外日本人学校・民間日本語学
校講師など)
中学校国語科教諭(川崎市、京都市、長崎県など)
小学校教諭(兵庫県など)
会社員(事務職、営業職など)
団体職員、大学職員
その他
なお、当学科の大塚望講師も山岡ゼミ1期の卒業生です」
Q「大学院進学を勧めますか」
A「日本語教師を目指す人には、基本的に大学院進学を勧めています。それは最近の日本語教師の採用条件に修士号を挙げているところが多いからです。これま
で、山岡ゼミの卒業生が進学した大学院を挙げますと、筑波大学、名古屋大学、愛知教育大学、学習院大学、杏林大学、横浜国立大学、広島大学などです。その
全員が海外での日本語教師を経験したか、あるいは現在も在任中です。経済的に余裕のない場合でも、奨学金を受けて進学する方法もあります。希望を持って取
り組んでほしいと思っています」
Q「ゼミ合宿は行いますか」
A「毎年夏に2学年合同で行っています。これまでの合宿先としては、河口湖、秩父、伊豆、北軽井沢、沖縄、韓国ソウル、などがあります」
Q「マカオ大学留学を勧めますか」
A「マカオ大学での日本語教師インターンは、海外での日本語教育の現場を経験する絶好の機会です。より多くの日文学科生が志望することを望みます。特に山
岡ゼミの学生にはそれを勧めています。これまでのゼミ生も大勢がこの留学を経験していますが、その多くが卒業後に大学院に進学し、その後、再び海外に日本
語教師として赴任しています。現在、マカオ大学日本研究センターで創大からのインターンを指導してくれている安藤美保講師は山岡ゼミ2期の卒業生です」
Q「選考の基準について聞かせてください」
A「希望者が定員を下回っていれば、無条件で全員を選考します。定員を超えている場合は、各希望者の状況をよく見極めて、慎重かつ公平に選考するように心
がけています。一概に成績のみで判断するわけではありません。また、選考によりやむを得ず他のゼミに回っていただく学生についても、行き先がなくて困るこ
とがないよう、他の先生方のご意見を参考までにお聞きするなどして、最大限の配慮をしています」
その他、ご質問があれば、山岡宛にメールにてお尋ねください。
2005.9.21 ※本文書は9月15日に表示する予定でしたが、手違いにより、正しく表示されませんでした。不手際をお詫びいたします。